生存報告書

趣味のメモ

モーメントマグニチュードと気象庁マグニチュード

京大防災研の発表講演会行ってきた。

発表を聴いていたらモーメントマグニチュード気象庁マグニチュードという単語が出てきて「?」てなったので調べてみた。

https://mono-info.com/bosai/wp-content/uploads/sites/5/2016/03/magnitudeee_z-e1457532451549.png

↑1024倍じゃないので注意(勘違いしやすい)

地震学で主に用いられているのはモーメントマグニチュード(Mw)で、地震の起きる断層運動の地震モーメントを用いて計算されている。これは従来のモーメントの求め方だと飽和してしまい大規模な地震なのにそれほどマグニチュードが大きくないという状況を回避するためである。

計算式は

(ただし M0 = μ × D × S)

S震源断層面積、D は平均変位量、μ は剛性率

 

しかしながら、この方法の欠点には地震の発生から、断層の特定を行いモーメントマグニチュードを算出するまでに時間がかかる点がある。

そこで日本では気象庁マグニチュード(Mj)という独自の計算法で、断層ではなく強震計の最大振幅から求めるという速報性の高い方法で報道されている。これはモーメントマグニチュードの値ともおおよそ一致しているが、M8を超えるような地震では正確な数値を特定できない問題がある。

例として東北太平洋地震では速報でMj7.9と報道されたのち、暫定Mj8.4と報道されたが、その二日後にMw9.0と報道された。

また気象庁マグニチュードは従来は変位マグニチュードと速度マグニチュードを組み合わせていたが、変位マグニチュードモーメントマグニチュードとずれを起こすことが分かったため、2003年9月24日に計算方法が改良されている。

 

【参考】

マグニチュード - Wikipedia