生存報告書

趣味のメモ

千松信也さんの講演会に行ってきた

www5.city.kyoto.jpこれに行ってきました。全然興味ないのについてきてくれたMくんありがとう。

 

イノシシとシカの生息数が江戸時代から今にかけてどのように推移して行ったか、昨年の京都でのイノシシの街での頻繁な出現の理由と私たちが何をすべきかということについてのお話だった。

色々な本を読む中で動物の生息数の推移はかなり興味があったので、今回で疑問が解消できて良かった。

イノシシが街へ出てくるようになったのは単純に個体数の増加と、京都の文化財付近に大規模な鳥獣保護区があるために人間を恐れない世代が生まれたからだそうだ。

シカは元々平野で暮らす生き物なので街へ出てくるのは当然の道理だそう。

昔の文献に描いてある絵では今の山には見ることのできない稜線がありそれが人里近くの山の木はほとんど資源利用されて生えてなかったことを表すようで、昔は人が森林を過度に利用してきたため獣害が起こらなかったようだ。オオカミの絶滅も増加の一要因ではあるが、屋久島の例を取ってみてもやはり人間との関わり方が変化したことが増加の大きな要因らしい。(かつてオオカミの生息域でなかった屋久島で今シカの増加が問題になっている。)

ますます猟に対して興味が湧いてきた。

本当に行って良かった講演だった。