生存報告書

趣味のメモ

『この世界の片隅に』を観た感想

育ちが呉、高校が広島市内と完全に舞台が生活圏だったので方言もスラスラ入ってくるし、長ノ木町なんて祖父母の家のあたりだし、そこから見える景色も建物は大分違うけど海や島の見え方が全く同じで、士官集会所なんかも水泳で自衛隊のプール借りてたから見慣れていたし、灰ヶ峰も今と変わらず町を見下ろしていて、見慣れた景色と聴き慣れた言葉と人達の暮らしがスッと心に入ってきてアニメなのに自然と感情移入できた。能年玲奈の方言が上手すぎる。

映画を観ても泣くことなんてほっとんどなくて泣いたとしても目から一滴こぼれるくらいだったので、晴海ちゃんが亡くなったシーンでアホみたいに泣いてしまって自分で自分にびっくりしてしまった。一度泣いてしまうと堰を切ったようにその後もエンドロールまでずーっと泣いてて、自分が怖いくらいだった。こんなに泣いたのは小学校低学年以来だ。

今作は予算の都合上2時間の上映時間になってしまったみたいで、2018年末公開に向けて長尺版を作っているみたいなので円盤はそれまで待とうと思う。一生のバイブルになるだろう。

呉市内は山とか探検してるとあっちこっちに防空壕があって(現在は危ないので埋められているが)不思議に思っていたのだけど、この映画を観てそれすらも泣けてくるくらいだ。

最近は自分の将来に対してかなりモラトリアムになっていたけれど、こういう罪なき大勢の一般市民の暮らしを担保できるような仕事に就きたいと実感した。人の助けとなるようなことがしたいと切に思います。

地震とか防災の勉強をしているけれど、その分野で人の役に立てるかと聞かれるとかなり怪しい。神戸の防災センターで会った東北大震災被災者のおっちゃんが「君が日本のために頑張ってくれ」って言ってくれたこととも被るけど、自分に何ができるんだろうな…地震の研究をしたいと思った最大の動機が人助けなので、卒論と修論は絶対実のある物に仕上げたい。

今は将来就きたい職業があやふやでそこに対する努力もあやふやだったけど、自分の芯となる部分は分かった気がするのでもっとちゃんと行動していこうと思います。

 

おわり