生存報告書

趣味のメモ

行き止まりに落ちているアイテム

ポケモンでは入り組んだ道の行き止まりにアイテムが落ちていることが多い。

これはゲームシステム上、仕方のないことだ。迷路で行き止まりにぶつかったらやる気が失せてしまうし、かといって一本道では主体性のないものになってしまう。ある程度プレイヤーに意思決定の機会を与えて、探索意欲を掻き立てる必要があるのだ。行き止まりのアイテム達はこのゲームにハマらせる戦略に一役買っている。取らなくても先に進めるし、取ると嬉しい。秘伝技などで以前は取れなかったアイテムが取れるようになるのも良いシステムだ。少ないデータ量のマップで長時間遊んでもらうための戦略でもある。

ここでゲーム内の世界観について考える。

もちろん行き止まりには誰も来ないから拾うのは主人公くらいだろう。

しかし落ちているアイテムは誰かが落としたから落ちているのであって、普通は誰も来ない行き止まりには何も落ちているはずがない。これはかなり不自然だ。

たとえば誰も来ないところに手つかずの木の実が自生していることはありえる。木の実は鳥や動物が媒介して種子を広い範囲に散布しており、人の来ないところでは収穫されにくい。しかし誰も来ないところに技マシンが落ちていることはおかしい。技マシンは人工物であり自然発生しないからだ。

こう考えると、ポケモンがアイテムを移動させている可能性に気づく。光り物好きのカラスのように、アイテムを人の手の届かない場所に移動させる習性があるのかもしれない。そういえば野生ポケモンがアイテムを持っていることがある。ポケモンがアイテムを移動させるというのはなるほど、ありえる話だ。

別の可能性を考えてみよう。トレーナーたちが置いてる説、ポケモントレーナーはバトルに勝つと相手から報酬を貰うことができるし、ポケモンにたくさん経験値を与えて強くすることができる。つまりトレーナーに出会う回数が増えれば増えるほど良い。洞窟の奥にアイテムを置いとけばそれを取りに行くトレーナーが居るわけだからそれを餌に道中待ち伏せしておけば効率的にバトルを仕掛けることができる。さらに洞窟や森の奥地であればあるほどたどり着くまでに消耗しているはずだから勝つ可能性が増える、というわけだ。

まとめると、行き止まりに落ちているアイテムは、

・野生ポケモンが拾って移動させた

・トレーナーがあえて置いた

のどちらかまたは両方が考えられる。

ちなみにビリリダマは落ちてるモンスターボールが強い電波によって変化した姿らしい。色違いが青いのは元がレアなスーパーボールだかららしい。

 

おわり